ガーデニング(園芸)用語辞典
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すじぐされ果
すじくされかすじぐされ果とは、トマトの生理障害のひとつを意味する。収穫したトマトの果実を切ったとき、維管束の部分が褐色に変色している物を指す。
すじぐされ果となる原因は、カリウムの欠乏と窒素過多、日照不足による物と考えられる。ほとんどの作物を育てるには窒素、リン酸、カリウムの三要素が必須となるが、その中でも特にトマトはカリウムを非常に好んで吸収する傾向がある。そのため、トマトを育てる際にはしっかりと三要素を含んだ化成肥料を使用すると良い。有機肥料などの場合は窒素に比べカリ成分が少ない物や、化学肥料でも窒素分のみの物も販売されているため、注意が必要である。トマトを植えた土壌の窒素が過剰になると、また別の「尻腐病」と言う生理障害を引き起こしてしまう可能性もあるので注意が必要だ。
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