ガーデニング(園芸)用語辞典
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水溶性りん酸
すいようせいりんさん水溶性りん酸とは、水に溶けやすいりん酸を意味する。
りん酸は植物を育てるに当たり重要な物質であり、チッソ、カリウムにならび三要素のひとつに数えられる。りん酸を含む肥料にも様々な種類があり、水溶性りん酸の他に可溶性りん酸、く容性りん酸などが存在し、これらの違いは効き目の早さである。
水に溶けやすい水溶性りん酸は速効性の肥料であり、初期の農作物の生育を支えるために用いられることが多い。水溶性りん酸を主体とした肥料として、「過りん酸石灰」が挙げられる。ただし水溶性りん酸は早く効くと言う性質があるが、土に存在するアルミナや鉄などの成分によって吸収され固定作用を受けやすいために肥効の持続期間が短い。そのため、施す際は堆肥や有機質肥料とともに畝の下に入れる「溝施肥」と言う方法を取ることもある。
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