ガーデニング(園芸)用語辞典
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親和性
しんわせい親和性とは、接ぎ木や交配の際の相性のことを意味する。接ぎ木の場合は、台木(新たな植物の土台となる側)と接ぎ穂(台木の根を使って、茎葉を生長させる側)の組み合わせによって、順調に生育し、果実の場合はうまく結実する組み合わせを親和と言う。接ぎ木によってできた株は、台木・接ぎ穂ともにある程度生長した植物であるため、ゼロからスタートする実生苗より明らかに生長が早く開花・結実までにかかる時間も少なくて済む。
一方、相性の悪い(活着しない、活着しても異常発育があり実用価値のない物)組み合わせを「不親和」と言い、台木と接ぎ穂の種類がかけ離れていたり、双方の力関係に差があったりする場合にこの現象が起こる。
接ぎ木を成功させるには、台木と接ぎ穂の種類が近く、木の力関係が釣り合っていることが重要なポイントとなる。交配の場合は、二つの種類や品種を交配し、受精して発芽力のある種子ができるかできないかによって「親和」「不親和」に区別される。
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