ガーデニング(園芸)用語辞典
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人工繁殖
じんこうはんしょく人工繁殖とは、人工的な方法によって生物・植物を繁殖させることを意味する。「自然繁殖」の対義語でもある。
もともとは家畜や水産、農業など人々の生活に有益な生物を人工的に大量繁殖させるために研究・発展した物。例えば「ゆりの鱗片(りんぺん)繁殖」は、球根を保護する役割の鱗片を複数剥がして土に挿し栽培していくと、それぞれの鱗片の切れ端に球根ができるという方法である。
また、野生の状態での繁殖が難しく絶滅が危惧されている絶滅危惧種への保護増殖するためにも利用されている。1980年代(昭和55年〜)から小笠原の希少種であるムニンノボタンやムニンツツジなど8種を中心に、環境省や東京都、東京大大学院理学系研究科付属植物園などが保護増殖に取り組んでいる。
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