ガーデニング(園芸)用語辞典
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人工受授粉
じんこうじゅふん人工授粉とは、人間の手によって受粉が行なわれること。種子植物が受粉をする場合の多くは、ハチやチョウなどの昆虫やハチドリなどの鳥を花粉媒体者とする。そのため、昆虫や鳥などが侵入することのできないビニールハウスや温室で植物を育てる場合などは人為的に受粉を行なう必要がある。
人工授粉には様々な方法があるが、最も初歩的なのは花を摘み取り、その花粉を開花している雌しべにこすり付けるという方法だ。また、乾いたはけや筆に花粉を付けて、雌しべに付けるという場合もある。
また、規模の大きな農家などではあらかじめ採取しておいた花粉を噴射機などで散布するという方法も。ビニールハウスなどの中で、花粉媒体者であるミツバチやハナアブなどを放し飼いにするという手段もあるが、こちらも人の手が加えられているという意味で人工授粉とされている。
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