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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 人工種子
    じんこうしゅし

    人工種子とは、植物組織培養によってつくられた不定胚を人工の膜で包みカプセル状にした物を意味する。本物の植物の種子に似たつくりで、中心に植物再生可能部分(不定胚や不定芽など)がある。まわりを、養分などを合成したゲルで包み、最外層をゼラチン状のカプセルで保護している。
    利点として、種子繁殖が困難な植物の繁殖に有効な点、一般的に増えにくい物や価値の高い物を大量生産できる点、いつでも育成できる点などが挙げられる。また、ゲル部分に肥料などを入れると成長促進効果、農薬を入れると除草効果など、 中身により様々な効果を発揮することができる。
    一方で、人工種子の発芽力や発芽の揃いが悪い点、効率よく生産できる作物種が限られているために人工種子を作る作物が少ない点といった問題もある技術である。

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