ガーデニング(園芸)用語辞典
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常緑樹
じょうりょくじゅ常緑樹とは、季節の変化にかかわらず1年を通して葉が付いていて一度に落葉することのない樹木を意味する。常緑樹に対して季節変化に合わせて冬に落葉、休眠する樹木を「落葉樹」と言う。
常緑樹にはサザンカなどの葉が広い「常緑広葉樹」と、松、スギ、ヒノキ等の葉が細長い「常緑針葉樹」がある。成長は常緑針葉樹の方が早く、光合成を行なう際に日光をより多く獲得しようとするためまっすぐに上に伸びる。一方、常緑広葉樹は常緑針葉樹に比べて成長は遅く横に枝葉を大きく張りながら成長する。また、葉の寿命は落葉樹が1年未満に対し常緑樹は広葉樹で1〜3年、針葉樹で3〜5年と長いのが特徴だ。
常緑樹の中でも果実が食べられる物を「常緑果樹」と言い、レモン、ゆず、ライム、キンカンなどの柑橘系やマンゴー、バナナ、パイナップルなどの熱帯樹の樹種があり、庭木としても人気がある。
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