ガーデニング(園芸)用語辞典
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受粉
じゅふん受粉とは、被子植物の場合めしべにある柱頭に、裸子植物の場合は胚珠に花粉が付着することを意味する。
種を作り繁殖をする種子植物に取って受粉は欠かせない過程であり、その種類によって様々な方法で受粉を果たす。自ら移動をすることができない植物は、受粉の方法として風による「風媒」、動物による「動物媒」、水による「水媒」などを持つ。その中でも最も多いのは動物媒であり、花を咲かせる植物はその香りや蜜でハチやチョウなどの昆虫を誘い、その花粉を他の個体に届けさせる。動物媒によって花を咲かせる物を「虫媒花」と言い、虫媒花の花粉は虫の身体に付きやすいように粘り気がある物が多い。スギやイネなどの裸子植物などは、風で花粉を飛ばす「風媒」が多く見られる。これらの花粉は風で飛ばされやすいよう、サラサラとしているのが特徴だ。
また、農業では人の手によって受粉をする「人工授粉」という手段が行なわれる場合もある。
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