ガーデニング(園芸)用語辞典
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重力水
じゅうりょくすい重力水とは、土同士の粒子間を重力によって移動する水のことを意味する。重力と共に下へ流れていくため、地下水や地上に溜まっている水などに多い。もし土壌に含まれる水が重力水であった場合、植物を栽培しても保水力がないため、根は水を吸うことができない。排水が悪く根の周りに重力水が停滞することになった場合は、根は通気性が悪くなることから湿害を起こし、病気になってしまうこともある。そのため、重力水はあまり植物には利用されることはない。
また、重力水を含む土壌水分には、他にも土の粒子に強く吸着している「吸着水」や、吸着水の外側に重力に逆らって保持されている「毛管水」がある。毛管水は土層に長く留まるため、植物が最も吸水しやすい水である。
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