ガーデニング(園芸)用語辞典
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雌雄同株
しゆうどうしゅ雌雄同株とは、ひとつの株に花粉を出す雄の役割と、受粉し実を付ける雌の役割を持つ器官がある物を意味する。同じ株でありながら雌花と雄花が生じており、マツ科やウリ科の植物をはじめ、ハンノキ、栗、柿、きゅうりなど、種子植物の中でおよそ7割を占めている。「 一家花」とも呼ばれる。
雌雄同株は、ひと株あれば自分で受粉して次世代の種を生み出すことが可能である。これの反対の性質を持つ物を、「雌雄異株(しゆういしゅ)」と言う。雌雄異株の植物として知られる物にイチョウの木があり、ひと株ごとに雄の機能と雌の機能を持つ物が分かれているために、それぞれが近くに存在しないと次の種子を繁殖することができない。
植物を購入する際、自宅での栽培や観賞用として毎年花を楽しむ、実を収穫すると言ったことが目的の場合には、雌雄同株もしくは雄雌両方の株を手に入れるように気を付けると良い。
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