ガーデニング(園芸)用語辞典
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雌雄異花
しゆういか雌雄異花とは、同じ株に雄しべだけを持つ雄花と雌しべだけを持つ雌花の両方を付ける植物を意味する。
植物にはひとつの花に雄しべと雌しべの両方を持つ「両生花」を咲かせる物が多いため、雌雄異花は少数派の植物と言える。しかし雌雄異花に属する植物は私たちの周りにも多く見られ、その代表的な物としてキュウリやカボチャ、スイカ、メロンなどのウリ科の植物が挙げられる。さらに、クリ、コナラ、クヌギ、カシなどのブナ科の仲間や、マツ、スギ、カヤなどのマツ科の植物も雄花と雌花を付ける。
野菜としてキュウリなどのウリ科を育てる際、雌雄異花は両生花に比べ受粉をしづらい。そのため、ミツバチなどの昆虫に頼る自然受粉のみならず、雄花を切り取り雌花の雌しべに着けるといった方法で人工授粉をすることもある。
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