ガーデニング(園芸)用語辞典
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ジベレリン
じべれりんジベレリンとは、植物ホルモンの総称である。1926年(大正15年)に日本人の黒沢栄一氏が発見した物で、日本人が発見した唯一のホルモンである。植物の生長にかかわるホルモンであり、葉や茎、根等の細胞の生長促進、休眠打破の促進、種子の生長の促進、落葉の抑制等にかかわる。
ジベレリンは植物自体が持つホルモン。また、ジベレリンの他にも発根の促進や、側芽の成長の抑制、子房の生長と成熟の促進、芋の発芽抑制等の働きがある「オーキシン」と言う植物ホルモンがある。ジベレリンはこのオーキシンの作用を高める働きをすることが分かっている。
2009年(平成21年)までに136種のジベレリンが発見。順番に、ジベレリン A1〜ジベレリンA136まで名前が付けられている。その中でジベレリンA3は農作物の成長促進や、果実の落下防止、品種改良等に農薬として広く使われる。
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