ガーデニング(園芸)用語辞典
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枝垂れ性
しだれせい枝垂れ性とは、しなやかなで細い枝が長く伸び、その枝に付いた花やつぼみの重さで枝の先が下方に垂れる性質のことを意味する。枝垂れ桜、枝垂れ桃、枝垂れ柳、枝垂れ梅などが良く知られており、見た目の美しさから盆栽や庭木として人気が高い。
しかし、桜を例に挙げると、枝垂れ桜と言う品種があるわけではなく、枝が下方に垂れ下がっている桜を総称して枝垂れ桜と呼ぶ。枝垂れ桜は一重の淡い紅色の花を咲かせるエドヒガンの変種が多い。他にも色の濃いベニシダレや花弁が何層にも重なる八重のベニシダレなどもある。
また、枝垂れ桜の寿命は300年と言われ、日本で多く見られるソメイヨシノの寿命70〜80年をはるかに超えて長い。樹齢の長い枝垂れ桜の名所は日本各地にある。日本の三大桜のひとつ、三春滝桜(福島県三春町)は樹齢1,000年以上と言われ、天然記念物に指定される名木となっている。
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