ガーデニング(園芸)用語辞典
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自然交雑種
しぜんこうざつしゅ自然交雑種とは、人間の手などが加えられることなく植物同士が自然に交雑して繁殖した植物を意味する。「自然交配種」、または「天然交雑種」とも言う。
色や形などと言った見た目の多様化や、味の良さ、実の付きやすさなどを目的とし、人工的に様々な品種が作りだされている。そんな中、自然交雑種は他の品種の花粉によって受粉し生まれる植物であるため、偶然の産物とも言える。自然界ではハチやチョウなどの昆虫が花から花へと移動をするため、その際に植物同士の交配が行なわれることもある。
自然交雑種を代表する植物には、ほとんどの日本人が知っている程有名な植物も多く、例えば桜を代表する品種である「ソメイヨシノ」や、梨の一種である「二十世紀」も自然交雑によって生まれた。
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