ガーデニング(園芸)用語辞典
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シード・バーナリ型
しーどばーなりがたシード・バーナリ型とは、バーナリゼーション(春化)の種類のひとつ。種子を蒔き吸水した直後から低温に感応し、花芽分化をすることを意味する。別名「シードバーナリタイプ」、「種子春化型」とも呼ばれる。一方、種ではなく一定の大きさになった苗が、一定の低温下で花芽分化するタイプは「グリーンプラント・バーナリ型」と言う。
シード・バーナリ型の野菜を栽培する場合は、種蒔きの時期が重要となる。寒くなると春化し開花してしまうため、11月以降は種蒔きをしないことが一般的。開花は生殖本能に基づいた正常な流れだが、ダイコンやホウレンソウなど実ではなく葉根を食べる野菜の場合、花芽が付くと葉根への栄養がストップしてしまう。そのためこれらバーナリ型の野菜を育てるときは、充分に養分を行き渡らせるためにもバーナリゼーションを避けることが大切だ。
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