ガーデニング(園芸)用語辞典
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シース・ダブルシース
しーす・だぶるしーすシースとは、カトレアなどのラン類の、葉と葉の間から出てくる、袋状になった薄い緑色の鞘のことを意味する。
シースには、中にある「花芽」を保護する役目がある。したがって、カトレアの蕾(つぼみ)はある程度の大きさになるまでシースの中で生育する。蕾が伸びてこない場合は、焦らずシースを観察するのが良い。しかし冬咲きの品種で管理温度が低い場合、シースの中で休眠してしまうこともあるため、温度と湿度はできるだけ高く保つことが重要。
また、シースの中で育った蕾が自力でシースを破れないこともある。その場合はシースの先端をハサミなどで切り開き、蕾を外に出してやる必要が出てくる。さらに、シースの中にもうひとつシースがある「ダブルシース」の状態の物もある。この場合も外側のシースの先端を切り開き、蕾が出やすいようにしてやるのが良い。
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