ガーデニング(園芸)用語辞典
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三倍体
さんばいたい三倍体とは、染色体レベルで品種改良をしたことにより一組の染色体(ゲノム)を三組持つことを意味している。
通常、有性生殖する生き物は有性生殖(受粉)することで母方の卵の染色体と父方の精子(花粉)の染色体の二組を受け継ぐ。このように受精によって生じた個体は二組のゲノムを持ち、それを「二倍体」と言う。
三倍体の植物は、農作物を遺伝子操作によって品種改良することで作り出される物で、通常の生殖で作り出される物ではない。また、二倍体の植物と同じように生長はするが、胚が正常に発達せず、タネができない不稔性である。例えば、種ができないように品種改良された「種無しスイカ」は、倍体数を増やす倍加処理(コヒルチン処理)をして作られた四倍体の雌しべに二倍体のスイカの花粉を受粉させることで作られている。
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