ガーデニング(園芸)用語辞典
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酸化分解
さんかぶんかい酸化分解とは、酸化によって分解されることを意味する。
酸素の多い土壌や水の中にある有機物は、酸素呼吸をしながら有機物を分解する「好気性細菌」によって酸化分解される。もともとの有機物の主成分は、酸素、水素、炭素、窒素などが主成分。酸化分解されることでこれらは水や硝酸イオン、硫酸イオン、二酸化炭素(炭酸ガス)などになる。酸化分解が進行する条件には通気が良いこと、石灰分が多いこと、温度が35〜40℃程で水分が適量であることなどが挙げられる。
また、有機物が多い場合などで土壌や水の中にある酸素を使い果たしてしまうと、今後は好気性細菌ではなく「嫌気性細菌」による分解が始まる。嫌気性細菌は酸素を必要としない微生物のことであり、アンモニア、メタン、硫化水素などを生成する。
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