ガーデニング(園芸)用語辞典
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殺虫剤
さっちゅうざい殺虫剤とは、農業害虫やハエやゴキブリといった衛生害虫を防除・駆除するために用いる薬剤を意味する。
殺虫剤は、防除する害虫の種類や生息場所、被害の対象などを考慮し成分や使用法を使い分ける。害虫体内への侵入経路という視点から大別すると、昆虫の体に接触して殺す(接触毒剤)、経口から体内に入る(消化毒剤)、吸引させる(呼吸毒剤、燻蒸剤)がある。市販されている殺虫剤のほとんどは接触毒剤作用を持ち合わせている。消化毒剤は、茎葉をかじったり吸引したりする害虫に有効であり、呼吸毒剤は、温室や倉庫といった閉鎖空間にいる害虫や土壌中の害虫駆除に使用され、また即効性がある。
殺虫剤と農薬との違いは管理する省庁の違いである。殺虫剤は厚生労働省の「薬事法」、農薬は農林水産省の「農薬取締法」により管理されている。
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