ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
挿し穂
さしほ挿し穂とは、挿し木を行なうときに親となる草木から切り取って挿すようにした茎や葉を意味する。
挿し穂は、元気な親株から節間が詰まって充実した枝を選び、徒長して弱々しい物は使用しない。木の場合は10cm、草花であれば5cm程を葉が数枚ついた状態で使用する。葉が大きい場合は、葉から水分が過度に抜けないように葉を半分に切り詰めると良い。
挿し穂を取るときに大事なことは、できるだけよく切れるカッターを使用すること。切れ味が悪い物では切り口が粗くなり、挿し穂が水分や養分をうまく吸い上げることができず、枯れたりしおれたりしてしまうことがある。ちなみに、ハサミは切り口を両側から挟み込んで切る性質のため、茎や枝の中にある水の通り口をつぶしてしまうおそれがあるため避けるのが良い。さらに、乾燥防止のために切り口を整えた挿し穂は、水に1時間程浸けしっかり水上げをしてから挿し床に挿す。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。