ガーデニング(園芸)用語辞典
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挿し床
さしどこ挿し床とは、挿し木に使う用土を意味する。または「用土を入れた容器」と言う意味もある。
挿し床の用土には保水力があり、通気性、排水性が良く雑菌のない清潔な土を選ぶ。挿し床は、自然発根し生育が始まってから肥料を与える。そのため、一般的には排水性・通気性の良い鹿沼土や保水性の良い赤玉土の他、挿し穂と土を密着させるためにバーミキュライトを混ぜたり、水はけの良い川砂を混ぜたりすることもある。
挿し床で使用する容器には、育苗箱や平鉢と言った浅い物が挿し穂に酸素がじゅうぶんに供給され、発根が促進されるため適している。挿し穂を挿す前にたっぷりと水をかけ用土全体を湿らせてから細い棒などで挿し穴を開け、そこにじゅうぶんに水揚げをした挿し穂を挿す。最後にたっぷりと水やりをして用土の湿度を高めておくと良い。その後は水やりをして明るい日陰に置き、発根を待つ。発根したら徐々に日に当て水やりを少なくし根が伸びる状態を作り、植え替え後に液体肥料を施すようにする。
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