ガーデニング(園芸)用語辞典
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砂耕栽培法
さこうさいばいほう砂耕栽培法とは、土の代わりに砂に根を張らせ、水や液体肥料等で作物を育てる方法を意味する。別名「砂栽培」とも呼ばれる水耕栽培のひとつである。
砂は土のように養分を含んでいない細かな石の集合体で、通気性が高く保水・保肥力があるのが特徴だ。そのため隙間が多く、密閉された土のように毎回耕す手間がかからないと言うメリットがある。また養分を多く含む土の場合、バクテリアが大量発生し連作障害の発生が度々問題となるが、もともと養分が少ない砂耕栽培法の場合は、連作障害が発生しにくい。
世界では砂漠の多いアラブ首長国連邦などで積極的に用いられている他、日本でも鳥取砂丘など砂の多い地域で様々な作物の砂耕栽培法の実用化に向けた研究が行なわれている。
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