ガーデニング(園芸)用語辞典
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最少養分律
さいしょうようぶんりつ最少養分律とは、植物の生育と必要な栄養素との法則を意味する。1843年(天保14年)にドイツの化学者であるビーリッヒが提唱した。
「植物の生育とは与えられる養分中の中で最少の物に支配される」という法則。この説を分かりやすく例えた物に「ドベネックの桶」という話がある。これは与えられる養分を桶、植物の成長を水に例え、どれだけ長い板で桶を作ったとしても、ひとつでも短い板があればその部分から水が流れ出てしまうという原理である。
つまり、植物に窒素やリン酸、カリウムなどの肥料を与えたとしても、その与えられた肥料の中で最も少ない栄養素の分しか成長しないということを表している。その他の栄養素によって不足分を補えるわけではないという理論なのである。
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