ガーデニング(園芸)用語辞典
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最小容水量
さいしょうようすいりょう最小容水量とは、土壌が水分を保持できる最小の水分量を意味する。具体的には、雨などによって土壌に水がじゅうぶん染み込んだあと、染み込んだ余分な水は重力により下層へと移動し取り除かれる。下層への水の移動がほとんど見られなくなった状態のときに、土壌に含まれている水分量のことを指す。「圃場容水量(ほじょうようすいりょう)」とも言う。土壌は砂土や粘土など種類によって水を保持する力が異なるため、最小容水量も土壌の種類によって変わってくる。
最小容水量を測定するには、まず土壌に水分をたっぷりと含ませて水分含有率を測り、蒸発防止のために表面を覆い、その後水分含有率の変化を測ると言う方法を実施する。含有率の変化が少なくなったときの値が、その土壌の最小容水量となる。
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