ガーデニング(園芸)用語辞典
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採種圃
さいしゅほ採種圃とは、農作物などを栽培するための種子を育てる畑のことを意味する。採種圃では、他種の物と交配させないようにし、その品種の特性を保った純正で質の高い種子を採るために徹底した管理が必要とされる。
採種圃に撒く種子を「原種」と言い、その原種のもととなる種子を「原々種」と呼ぶが、米や麦などの主要農作物に関しては、生産者がより良い種子から作物を生産できるように、原種と原々種の生産を都道府県が管理することが、1954年(昭和27年)制定の「主要農作物種子法」で定められている。
原種は主に都道府県の農業試験場や採種組合が管理する原種圃で育てられており、そこで採種された原種を採種組合や採種農家が各自で管理する採種圃に撒き、育てるという流れである。
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