ガーデニング(園芸)用語辞典
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催芽
さいが催芽とは、土に蒔く前に、種をあらかじめ発芽した状態にすることを意味する。あらかじめ芽を出してから土に植えることで、地上に芽が出る出芽が早まり、収穫も早くなる。また、芽の出が良くない種を除外することができるため、品質が確保できるなどの利点がある。
催芽させる代表的な作物としては米が挙げられる。種籾を水に浸けて1週間程じゅうぶんに吸水させる「浸種(しんしゅ)」と呼ばれる工程を経て、発芽温度より高い温度に置いて催芽させるのである。また、米の他にはサトイモやジャガイモなどの種芋も催芽させて作られている。
催芽は温度管理が非常に重要と言われており、「催芽機」と呼ばれる専用の機械を使うこともある。催芽機の中で常に一定の温度の温かい水に浸けておくことで催芽が促され、催芽により芽が出揃ったところで次の段階へ移るのである。
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