ガーデニング(園芸)用語辞典
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コルヒチン
こるひちんコルヒチンとは、ユリ目イヌサフラン科に属する植物「イヌサフラン」の種子や鱗茎(球根)部分に存在するアルカロイドを意味する。
イヌサフランはヨーロッパ中南部から北アフリカを原産とする植物。明治時代に渡来して以来、日本においても園芸植物として広く親しまれている。そのため、コルヒチンは私たちに取って身近な物質と言える。
コルヒチンは鎮痛薬としてリウマチや痛風の治療にも用いられてきたが、毒性が強く食中毒が多発している。嘔吐や下痢、皮膚のしびれや呼吸困難を招き、症状が重い場合は死亡に至ることもあるため注意が必要だ。間違えやすい植物として、イヌサフランの葉はギョウジャニンニク、球根はタマネギやジャガイモなどが挙げられており、厚生労働省もウェブサイトにおいて注意を呼び掛けている。
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