ガーデニング(園芸)用語辞典
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コナガ
こながコナガとは、アブラナ科の野菜に発生するチョウ目スガ科の主要害虫を意味する。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コマツナ、ハクサイ、ミズナ、チンゲンサイなどに発生することが多い。
成虫は体長10mm程の蛾だが、食害を起こすのは小さな青虫の幼虫である。幼虫の大きさも最大で10mm程。体の先端が尖っており、幼齢のときは葉の中に潜り込み葉肉を中心に食害する。この幼虫が大きくなると中から出てきて、葉裏から葉表の表面だけを残して食害を始める。これにより葉が透けて表面が白く見えるようになり、野菜の商品価値が下がってしまうのだ。
コナガの食害を防除するには、小苗の段階で予防薬剤を散布する。また、防虫ネットなどを用いて成虫の飛来を防ぐこともできる。繁殖力があり発育も早いため、発生したらすぐに対処を行なう必要がある。また、春と秋の盛期には1〜2週間おきに薬剤を散布すると効果的。
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