ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
コガネムシ
こがねむしコガネムシとは、甲虫目コガネムシ科の昆虫を意味する。体長は20mm内外で卵形。強い光沢を持ち赤紫色ないし緑色をしている。日本全土の他、朝鮮半島、中国、台湾などに分布している。食害性害虫として知られており、主な種類としてドウガネブイブイ、ヒメコガネ、マメコガネなどが挙げられる。
コガネムシは幼虫と成虫でそれぞれ被害が異なる。幼虫は夏から翌春にかけて根を食害し、成虫は晩春から秋にかけて葉を葉脈だけ残して網目状に食害する。植物の生育が悪くなり苗や樹木を枯らす他、野菜や果樹の品質低下を起こす。庭木や草花は美観が損なわれるといった被害が出ることも。
防除方法としては、幼虫・成虫ともに発見次第処分するのが望ましい。特に、成虫が卵を産むのに好みやすい未熟な有機物は土中に施さないようにし、定期的に雑草を刈り、コガネムシの発生を抑制すると良い。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。