ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
抗生物質剤
こうせいぶっしつざい抗生物質剤とは、微生物が生産する物であり、他の微生物の機能や増殖を阻害させることのできる物質のことを意味する。1928年(昭和3年)にイギリスの細菌学者アレクサンダー・フレミングが青カビから見付けた「ペニシリン」が世界で初めての抗生物質である。ペニシリンは細菌に対する抗菌薬であり、園芸の世界でも細菌性病害に効果がある。
抗生物質剤が効く細菌性病害は「葉枯細菌病」、「かさ枯病」、「葉鞘腐敗病」、「株枯細菌病」など。しかしこれらは一度発生してしまうと、完治する程の有効な治療薬はない。発症前の予防措置として抗生物質剤を始めとする薬剤が使われる。抗生物質剤を多く使うと耐性菌が出現する可能性も高いため、投与は慎重に行なう必要がある。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。