ガーデニング(園芸)用語辞典
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硬実
こうじつ硬実とは、種子の周囲を覆う種皮が不透水性のために吸水しない種子のことを意味する。「硬実種子」とも言い、アサガオ、スイートピー、ルピナス、ヨルガオやマメ科の種子に多く見られる。これらは種皮が硬い、あるいは厚いところが特徴。そのままでは吸水しないので、発芽をさせるには種皮に傷を付けたり、半日程水に浸してから蒔いたりする必要がある。この作業を「硬実処理」と呼ぶ。
小学校低学年の植物観察では「アサガオ」が一般的であるが、市販されているアサガオの種子はすでに硬実処理が行なわれている物も多い。前年度の生徒が集めた種子を用いて育てる場合は、事前にヤスリで種子を削る、前日から水に浸しておくなどをしておかないと発芽しないため注意が必要だ。
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