ガーデニング(園芸)用語辞典
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高山植物
こうざんしょくぶつ高山植物とは、森林が生育し得る限界の高さである、森林限界以上の高山帯の高さに生育する植物の総称。代表的な花として、コケモモやハクサンシャクナゲ、タカネスミレなどがある。ミズスギやミヤマハナワラビなど一部の種は、国のレッドリストにも指定されている。
高山植物の中には、氷河期に様々な場所に氷河が南下し高山帯に残っている植物もいる。これらの生育環境は、低温で風が強い、冬季の積雪の量、一日の気温の差が大きい、貧弱な土壌、日差しが強く紫外線量の照射が多いといった点が挙げられる。また高山植物はこのような厳しい環境に応じるために地下部が発達している。比較的小型の多年草草木や小低木が多く、強い日差しなどから植物体を守るため毛が多いなどの独特な特徴を持つ。
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