ガーデニング(園芸)用語辞典
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交雑育種
こうざついくしゅ交雑育種とは、人工的な交雑によって作り出された新しい品種を育成することを意味する。2個体間で受精し次世代ができることを「交配」と言うが、その中でも遺伝子の異なる2個体間での交配のことを指す。
狭義での交雑は、異なる対立遺伝子をそれぞれホモに持つ2個体間の交配のことを意味している。ホモとは、同じ細胞内に同じ遺伝子が対になって存在すること。このような交雑によって作り出された品種のことを「一代雑種(F1)」または単純に「雑種」と呼ぶ。
交雑育種は、もともとはイネやコムギなど同一個体内での受精により次世代を作り出すことのできる自殖性作物に限って行なわれていた。交雑育種によって2個体の属・種・品種が持つ長所をひとつの個体に合わせられることから、動物や植物ともに広く行なわれている。
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