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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 嫌気性細菌
    けんきせいさいきん

    嫌気性細菌とは、生存に酸素を必要としない微生物、細菌を意味する。酸素があると生存できないタイプの「絶対嫌気性細菌」と、酸素があっても生存は可能なタイプの「通性嫌気性細菌」に分類できる。嫌気性細菌には、硫黄細菌、メタン細菌、乳酸菌など多くの細菌が挙げられる。
    水田は酸素の乏しい嫌気状態となっており、畑に比べると嫌気性細菌が多く存在する。それらの様々な働きによって有機物の嫌気的分解が行なわれている。有機酸、メタンガス、硫化水素などの生成などがそれにあたる。さらに、水を張った状態の水田には窒素固定を行なう嫌気性の光合成細菌が存在し、イネの根腐れを起こす硫化水素を無毒化する働きを持つ。
    一方で、酸素が存在しないと生存できない細菌は「好気性細菌」と呼ばれ、畑に多く存在している。

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