ガーデニング(園芸)用語辞典
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けと土
けとつちけと土とは、泥炭(ピート)や草炭の一種で、沼や湖などの湿地でマコモやヨシ、ミズゴケなどの植物遺体がじゅうぶん分解されずに堆積し、徐々に変質して土に近い状態になった物を意味する。土壌改良材の原料として利用される泥炭は、「ピートモス」と呼ばれる物が園芸用土として多く利用されている。けと土はこのピートモスよりもさらに分解が進んだ土。色も黒く、繊維質も少ないためかなり粘質が強くなっている。そのため、保水性や保肥力は優れているが、通気性はあまり良くない。
けと土は、盆栽を石に直接植え付ける「石付け」に利用される。石付けで利用する際は、同量のミズゴケとよく練り合わせた上で利用する。また、けと土を保存する際には、乾燥を避けビニール袋などに入れて湿った状態のまま保存しなければ固まってしまうので注意が必要である。
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