ガーデニング(園芸)用語辞典
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茎頂培養
けいちょうばいよう茎頂培養とは、シュート(茎とその茎に付いた葉)の先端部分にある分裂組織である「茎頂」の部分を切り取り、培地で培養する方法のことを意味している。ウイルスに感染していない植物の状態を「ウイルスフリー」といい、ウイルスフリーの株や苗を育てたい場合に用いられる。
植物の先端である茎頂はウイルスに感染しても、植物自体の抵抗によってウイルスの蓄積量が減少し、最終的には消滅する。ウイルスが繁殖しない茎頂を培養することで、ウイルスを持たない苗や株を作ることが可能となる。
主にランの栽培において茎頂培養のことを「メリクロム」と呼ぶ。この言葉は分裂組織を意味する「メリクロム」と「クローン」を繋ぎ合わせて作られた物である。
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