ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
けい酸肥料
けいさんひりょうけい酸肥料とは、主に「ケイカル」と言われる鉱さいを原料とした肥料を意味する。ケイカルに含まれる成分には、けい酸や石灰、苦土(マグネシウム)、マンガン、鉄分など。けい酸肥料の保障成分は、可溶性けい酸20%以上、アルカリ分35%以上とされる。
けい酸肥料の原料となる「鉱さい」は、高炉や電気炉で鉄や合金類を製造する際に出る残さいのこと。肥料の公定規格では普通鉱さいやステンレス鉱さい、ニッケル鉱さい、マグネシウム鉱さいなどが原料に指定されている。
けい酸と言う成分はもともと土壌に多く含まれているため、あまり肥料として追加する必要はない。イネのようにけい酸を多く必要とする作物を栽培する際には、けい酸肥料を用いることで、病害虫に強い丈夫な苗が育ち、デンプン粒が大きく高品質な米が収穫できる。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。