ガーデニング(園芸)用語辞典
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黒葉枯病
くろはがれびょう黒葉枯病とは、かびが原因で発生する葉や茎が枯れる病気のことを意味する。ニンジンの栽培中に発生することが多いため、「ニンジン黒葉枯病」という呼び名もある。
はじめは黒褐色の小さい斑点が生じ、徐々に大きくなっていく。斑点が複数ある場合はそれらがひとつになって大きな病斑になる。症状が進むと、葉が上向きに巻き込まれたように丸まる。多湿で気温が28℃前後の頃に晴天と雨天を交互に繰り返すと発病することが多い。一度発病すると、病斑表面に生じた胞子が風雨に乗って飛散し伝染していく。
黒葉枯病は種子伝染するため、防除のためには無病の種子を選ぶ。また、肥料切れのときに感染しやすいため、肥料の管理も大切である。病斑を見付けた場合は、すぐに病斑を持った葉をすべて取り除き処分するのが肝要になる。
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