ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
黒土
くろつち黒土とは、黒色がかった火山灰土の一種で腐敗した植物の有機物を多く含む土を意味する。黒色なこと、踏むと「ボコボコ」や「ボクボク」といった音がすることから、「こくど」「黒ぼく」「黒ぼこ」とも呼ばれる。
保水性、保肥性に優れ、植物が根を張りやすい。ニンジンやダイコンなどの根菜類は変形せず育てることができる土質のため、特に野菜を育てるのに適している。しかし、水はけや通気性は悪いため、単品で使うことは避け、赤玉土などの水はけの良い土と混ぜて使用すると良い。また、通気性の悪さから根腐りを起こす場合もあるため、鉢やプランターで使用する際には注意が必要となる。
リン酸を吸着する性質を持っており、リン酸の肥料を与えても黒土がリン酸を奪ってしまい、花付きが悪くなる植物もあるので、黒土での植え付けは控えるのが望ましい。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。