ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
車枝
くるまえだ車枝とは、樹木の幹の一定の高さから放射状に枝を出している様を意味する。その様子がまるで車輪の軸のように見えることから名付けられた。特に、日当たりや通風が悪くなる、樹形が乱れると言ったことから「忌枝(いみえだ)」と呼ばれ、庭木や盆栽などで嫌われる枝のひとつである。そのため不要枝として剪定されることが多い。
車枝の剪定の際は、太い一本の枝だけ残して、残りの枝はもとからすべて切り取る方法が一般的だ。樹木によってはすべての枝を切り取る場合もある。マツは車枝になりやすい樹木として知られる。マツ類は樹脂が多いため、通常の剪定バサミでは刃の通りが悪く切りにくい。そこで、事前にハサミに油を塗ってから行なうことでスムーズに剪定することができる。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。