ガーデニング(園芸)用語辞典
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く溶性りん酸
くようせいりんさん可溶性リン酸とは、肥料中に含まれるリン酸の形態の一種を意味する。過リン酸石灰や重過リン酸石灰、これらを原料として作られた複合肥料の中に含まれ、pH9.6のクエン酸アンモニウム溶液に溶ける。また、リン酸は植物の細胞核を構成する成分のひとつで、植物の生育、開花、結実などに重要な役割を持つ。
肥料中の成分の形態には可溶性の他に、水溶性、く溶性、不溶性がある。その中で即効性が最も高いのは水溶性の形態で、次が可溶性の形態をした成分。リン酸は水溶性、可溶性、く溶性の3つの形態に分けられる。
可溶性の肥料成分は、水には溶けず、根から放出される根酸と言う成分によって溶け出すのが特徴である。比較的早く肥料成分が植物に吸収されるため、リン酸の肥料の効果を早く反映させたい場合には、可溶性リン酸の肥料を選ぶと良い。
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