ガーデニング(園芸)用語辞典
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休眠
きゅうみん休眠とは、植物の成長過程において低温、高温あるいは乾燥など成長に不適当な環境下で環境に適応するために、成長を一時停止することを意味する。
休眠は、植物が生育に適さない環境を生きのびるための手段。休眠には温度や水分、光など外的環境が生育に不適切な場合に起こる「強制休眠」と、植物の体内に原因がある場合に起こる「自発休眠」がある。主に多年草や樹木では、生育に適さない時期を休眠状態で過ごす芽があり、冬に休眠する芽を「冬芽」、夏に休眠する芽を「夏芽」と呼ぶ。
休眠した植物は、特定の条件が与えられたときに休眠から覚める(休眠打破)。チューリップや桜などが休眠を打破するためには温度が必要。冬季に低温にさらされることで成長を開始させる。その他にも休眠打破の要因として高温処理、植物ホルモン処理などがある。
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