ガーデニング(園芸)用語辞典
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厩肥
きゅうひ厩肥とは、家畜の糞尿(ふんにょう)や敷きわらなどを堆積(たいせき)し腐熟させた有機質肥料を意味する。「うまやごえ」とも言い、落ち葉や野草を積み重ね腐らせて作る堆肥とともに、重要な自給肥料とされる。
家畜の種類や敷わらの違いによってできる肥料成分の含量は異なるが、平均値として水分75%、窒素0.55%、リン酸0.25%、カリ0.6%である。主に元肥として使用されることが多く、無公害の作物づくりに役立っている。
厩肥は、畜舎内で数ヵ月の間家畜に糞尿や敷きわらを踏ませながら堆積する方法で作られてきたが、家畜衛生上の難点などが挙げられていた。そのため、自然流下式糞尿処理のできる畜舎の採用など、糞尿のみの堆積を野外や畑の一部で行なう方法が考えられている。
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