ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
球根
きゅうこん球根とは、多年生植物のうち地下器官の一部に養分を蓄えて芋状に肥大化した物の総称。
球根には休眠期と成長期がある。高温、低温、乾燥など生育が困難な環境条件のときには休眠状態である球根で過ごし、環境が良くなると生育、繁殖する。
球根の分類は、以下の5つの形態。「鱗茎(りんけい)」…アマリリス、ヒヤシンス、チューリップなど、「球茎」…フリージア、クロッカスなど、「塊茎(かいけい)」…アネモネなど、「根茎」…ジャーマンアイリスなど、「塊根」…ダリヤ、ラナンキュラスなど。
また球根は、植えどきによって春植え球根と秋植え球根とに区別される。春植え球根はダリヤ、グラジオラス、アマリリスなど主に熱帯原産であるため寒さに弱い。そのため秋に掘り上げて暖かい所で貯蔵し春先に植え付ける。秋植え球根はチューリップ、ユリなどで寒さに強い。そのため高温乾燥の適応として夏は地上部は枯れ球根状態で休眠し、秋の気温低下ともに発根、出芽、成長、開花する。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。