ガーデニング(園芸)用語辞典
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気根
きこん気根とは、不定根の一種で、茎や幹から空気中に伸びる特殊な根を意味する。気根はその形や種類によって、支柱根、保護根、呼吸根、吸水根、付着根、寄生根、同化根に分類される。
支柱根は、地上部に発生した物が地中まで伸び、地上部を支える役割を持つ。保護根は、茎部分から多数発生した細い気根が厚い層をなして茎を覆い、保護や水分保持の役割を担う。これを板状に切った物が「ヘゴ材」として園芸用品に利用されている。吸水根は、ラン科植物にみられる気根で、空中から水分を吸収する役割を持つ。
また、樹木の幹や岩などに気根を伸ばして付着し生活する植物は「着生植物」と呼ばれる。熱帯地方の高所など高い湿度と適度な温度が保たれる場所に多い。ラン科植物やシダ植物などが代表的な着生植物である。
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