ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
木子
きご木子とは、母球から発生した球根を子球、さらにその子球の基部に発生するかなり小さな球根のことを意味する。母球とは、植え付けや繁殖の際もとになる球根を指す。
球根を持つ植物は、肥大する部分によって鱗茎(りんけい)、球茎(きゅうけい)、根茎(こんけい)、塊根(かいこん)に分類される。木子が発生するのは鱗茎と球茎に分類される植物の子球の基部。葉の部分が多肉化して球根となった鱗茎を持つユリ属の地下茎に発生する小鱗茎(しょうりんけい)が有名である。他にも茎の部分が肥大した球茎を持つグラジオラスの子球基部に発生する小球茎(しょうきゅうけい)が存在する。
木子は母球や子球に比べとても小さいが、そのまま子球に付けておくと次の年には大きく成長。また、そのまま発芽させ株を増やすことも可能だが、木子による増殖は無性繁殖のため、親株と全く同じ遺伝子を持ち病気などに弱いという特徴を持つ。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。