ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
奇形果
きけいか奇形果とは、実った野菜などが本来の実の形とは異なる形状に育った物を意味する。味や品質はほとんど変わらないが、形や見た目が悪く「変形果」とも呼ばれる。日本の市場においては見た目も重視される傾向が強いため、このような奇形果は一般的な市場にはあまり出回らない場合が多い。
奇形果が発生するのは主に実を付ける野菜で、キュウリ、トマト、ナス、ピーマンなどが挙げられる。奇形果の原因は、病気の場合と気候や土壌に起因する生理障害による物がある。生理障害が発生する要因は、花芽分化期に低温にさらされる、受精不良、高温や乾燥、肥料不足など。キュウリを例に挙げると、梅雨どきの日照不足などにより、果実の上部は細く、下部が太く育つような「肩こけ」と言う奇形果が発生することがある。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。