ガーデニング(園芸)用語辞典
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乾熱滅菌
かんねつめっきん乾熱滅菌とは、一般に物質を30分〜2時間程度、160〜200℃で加熱することにより滅菌をすることを意味する。蒸気を用いた滅菌方法などには向いていないが、水に弱い物質の滅菌には向いている。
農業においては種子に付着あるいは侵入している病原菌やウイルスの滅菌に用いられる。立枯病などの植物の生育初期に危害を加える病害を防ぐことや、世界的に多発している芽物野菜の食中毒を防ぐ上でも非常に重要な役割を果たす。ただし、乾熱滅菌をする上で大切なのは、発芽に支障を起こさない範囲と期間を守ることである。これを踏まえ、その植物に最も適した滅菌処理をする装置の庫内温度、時間などの方法が、各種苗会社によって研究や工夫が行なわれている。
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