ガーデニング(園芸)用語辞典
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乾土効果
かんどこうか乾土効果とは、土壌をしっかり乾燥させることによって、栽培中に土壌から供給される窒素量が増加する現象を意味する。一般的に水田土壌の乾土効果が知られている。
窒素は稲作に欠かせない重要な要素で、植物を構成するタンパク質や酵素に必要不可欠な物。乾燥させた水田土壌に水を加えることで、活発に活動しはじめた微生物が有機物を分解し、多量の窒素が形成されることとなる。
この乾土効果によりでき上がる窒素は、基肥窒素とほぼ同様の効果を持っている。そのため、乾土効果と基肥窒素により土壌の窒素が過剰となることも。病気や害虫を招きやすくなったり、イネの倒伏の原因になったりする。土壌が著しく乾燥した場合は、基肥窒素の量を減らす減肥を行なうことも必要だ。
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