ガーデニング(園芸)用語辞典
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完全花
かんぜんか完全花とは、ひとつの花の中に「花冠(かかん)」、「萼(がく)」、「雄しべ」、「雌しべ」の4部分がすべて揃っている花のことを意味する。「全備花」や「完備花」と呼ぶこともある。これに対し、ひとつでも欠けている花を「不完全花」と呼ぶ。代表的な完全花は「アサガオ」、「サクラ」、「イチゴ」などがある。
「アジサイ」は完全花と不完全花を両方備えた花として有名。通常見た目の美しい華やかな花部分が、実は萼が特に発達した不完全花の部分。その上にある繁殖能力のある完全花は、小さくあまり目立たない。
またひとつの花に雄しべと雌しべを備えた花のことを「両性花」と呼ぶが、両性花のことを完全花とする場合もある。しかし、実際には、両性花であっても花冠のない「イネ」などは、完全花ではなく不完全花である。
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